クリーニング屋で当たり前のこと

昨日、学生時代の友人O君から「クリーニング頼みたいんだけど」と携帯にTELが。

こやつはクリーニング頼む時か飲み会の時しか電話をくれません（笑）

少し雑談をしていたのですが、やはりというか花粉の話に。

私たちクリーニング屋じゃあたり前のことなんだけど、

意外と知らないもんですね＾＾；

 

私とO君との電話の会話を忠実に再現してみました。

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友人O君

「ここ最近、花粉症すごくない？藤澤花粉症じゃなかったけ？」

私

「今のとこ大丈夫。ムズムズはするけどね。平和病院でアレルギー検査もしてきたよ」

友人O君

「オレなんて一日中やばいよ。最悪。たぶん家も花粉だらけかも」

私

「外出すると服にも花粉が付くからな。お前、普段、スーツをクリーニング出してねーだろ？」

友人O君

「出してないわ・・・。なんで？」

私

「冬は静電気がすごいでしょ？それに冬は汗をかかないから洋服に皮脂が残るから」

友人O君

「え？どういうこと？静電気は冬だからわかる。ひし・・・て？」

私

「洋服を着ると必ず体の脂（皮脂）が付くんだよ。手で触っただけでもさ。鼻の脂も皮脂だよ。」

友人O君

「皮脂と花粉に何がカンケーあるんだよ？」

私

「いや、汚れもそうなんだけど、服に皮脂が付いていると接着剤のように花粉が離れなくなるのよ。
静電気で花粉が吸い寄せられて皮脂で花粉が接着するってこと」

友人O君

「そうか、なんとなく解った。クリーニングに出して何とかなるの？」

私

「ドライクリーニングで洗えば皮脂は一発で溶けるんだよ。それにドライクリーニングにはソープといって・・
ようは簡単に言うと洗剤な。それに含まれている成分で静電気の帯電を抑えるものが入っているから花粉が付きにくくなるのよ。」

友人O君

「なんだよ、お前知ってるなら早く教えろよ」

私

「そのくらい普通に知ってると思ってたわ。全部持ってるスーツ洗え（笑）」

友人O君

「着るの無くなるじゃないかよ」

 

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なんて話をグダグダとしていたのですが、

ドライクリーニングは溶剤をだけで洗っているんではないの？なんて話も。

溶剤であってもソープ（洗剤）入れなければ当然キレイにはなりませんからね。

そうか。。

我々クリーニング業者は自分が知ってることを「お客様は当然知っている」

と思ってしまってるんだろうな。反省。

クリーニングというのは服が汚れて出すというイメージがありますが

本来は洋服のメンテナンス全般を取り扱う業種ですから

何気なくお悩み相談してみると解決するかもしれませんね。

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